2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。

本田孝義

2008/3/12 水曜日

チラシ撒き/原稿の直し

今日は午後からチラシ撒き。

まずは昼頃、Space NEOに行って、現在開催中の”ゆふいん食堂”のランチをいただく。来客用にチラシを入れた袋に『船、山にのぼる』のチラシを入れていく。また、ポスターを貼ってもらって、チケットも預けてくる。

その後、乃木坂にあるギャラリー間のブックストアにチラシを置かせてもらったのを皮切りに、青山・渋谷・代官山を回って、チラシ撒き。最後に、ヒルサイドフォーラムに行って、「川俣正 「工事中」その後」を見る。大きな模型と言うか、立体的な概念図というか、プランを練り上げていく時に作られたものがとても美しいことに驚く。一見、でたらめなようでいて、きちんと「見え方」が計算された上で、一つ一つのプロジェクトが成り立ってきたことを再認識。

夜、家に帰って、今日はこれで終わりかな、と思っていたら、文章を寄稿することになっている、「月刊 あいだ」から、原稿の直しがメールで届いた。勢いで書いた文章に訂正がいっぱい入っていて、一つ一つ吟味しながら直していたら、えらく時間がかかってしまった。所詮、僕のような者が美術の専門誌に書いたのは場違いだったかなあ、と反省しつつ、書いておかなければいけないことだったとも思い直し、なんとか直した原稿を送った。

未分類 — text by 本田孝義 @ 0:46:33

2008/3/10 月曜日

フライヤー入稿/原稿

今日、やっとフライヤーの原稿を印刷屋に入稿した。フライヤーではあるのだけど、スタンプラリーの台紙でもある、という優れもの。店舗を回ってくれる人がいることを望みます。

その後、事務所にてドキュメンタリー映画専門のメルマガneoneo用の原稿を書く。最近、やたら充実した連載が続いているメルマガだし、ドキュメンタリー映画にはうるさい(?)人も多く読んでいるから下手なことは書けないよなあ、と思いつつ、難しいことも書けないのだから、映画を作ることになった背景・エピソードのようなものを書いた。特に何もなければ15日に配信予定。

そのメルマガ用の原稿にも書いたのだけど、今日、シネ・ヌーヴォの景山さんから電話があった。いくつかプランがあったようですが、結局、4月26日に1日だけ、旧作2本も上映することになりました。前日、25日が東京最終日だから、結構、大変だけど、まあ、頑張るしかないですね。(『科学者として』の時は、モーニングのシネ・ヌーヴォで舞台挨拶して、夜、東京でトークショーなんてのもありましたからね。)

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:58:03

GAギャラリー/『ジャンパー』/アースビジョン

今日もチラシ撒きに行こう、と思っていたのだけど、色々調べてみると日曜が休みのギャラリーが多いことが判明。行くならまとめて行きたいので、今日はやめにして、とりあえず、手持ちで残っていた分をGAギャラリーに置かせてもらう。

その後、ああ、バカ映画が見たいなあ、という気分が続いていたので、予告編を見ておバカな匂いを発散していた『ジャンパー』を見る。想像以上にどうしようもない映画でした。見る前にふと、そう言えば大学時代に『ポーターマン』という、これまたテレポーテーションとアクションをミックスした先輩の映画のカメラをやったことをふと思い出しました。(内容は忘れましたが・・・。)

さらにその後、アースビジョン・地球環境映像祭の表彰式に行く。作品も見ていないのに・・・という後ろめたさがあったのだけど、置かせてもらったチラシが余ってるだろうから、回収しておこう、と思ったのだ。最優秀賞には『水になった村』が選ばれていました。この映画もダムで沈んだ村を舞台にした映画だけど、音響構成が『船、山にのぼる』と同じく、米山さんなのだ。実は、僕の映画のほうが先に出来ていて、ちょうど僕の映画の後、米山さんが手がけたのが『水になった村』。この映画は出来てすぐ公開だったので、昨年8月に東京では上映しているけど、僕のほうはやっとこれから、という、なんとものんびりした話ではある。

大賞は『クルード ―むき出しの欲望の果て』でした。せっかくなので、授賞式後の上映で見ました。CGなどもバリバリ使って、とてもよく出来た教養映画といった趣で、石油の歴史と未来を90分これでもか、と見せてくれます。少々、疲れましたが。

未分類 — text by 本田孝義 @ 0:32:12

2008/3/8 土曜日

チラシ撒き

今日は銀座のギャラリーを回ってチラシを撒こうと決めていた。

メゾンエルメス8Fホールへ行ってみたけど、チラシを置かせてもらう雰囲気ではなかったので、退散。

外に出たところで、法政大学シアターゼロの後輩、高橋和博くんにばったり。今日は映写の仕事で来たそうだ。お互いに近況報告。高橋くんも撮影した映画が近々完成するそう。こうして話が出来るのも、作り続けているからではある。

その後、約3時間かけて20ヶ所ほどギャラリーを回る。一つ一つは少しずつしか置けないのだけど、それでも20ヶ所ほど回ればそれなりの数にはなる。正直言って、展示自体にはあまり惹かれるものはなかったのだけど、コバヤシ画廊で川俣正さんの展覧会が見れたのはよかった。今日が最終日だったし。それにしても、あの独特に傾いた模型は不思議と魅力がある。

1度ぐるっと回ったことがあったので、今回は場所を探すのも比較的スムーズ。前回回れなかったところも回る。狭いエリアとはいえ、久しぶりにチラシ撒きをしていると、さすがに疲れた。

帰り際、浅草橋のマキイマサルファインアーツにチラシを置かせてもらうと、芳名帳に池田さんの名前を発見。来るべきとこに来た、というところだろうか。

未分類 — text by 本田孝義 @ 21:54:47

2008/3/7 金曜日

トークショー/掲載誌/大阪公開

先日来から作成している、フライヤーの入稿が迫っていて、諸々、固めないといけないことが目白押し。なかなかに胃が痛い。

まずはスタンプラリーの協力店の確認。こちらは連絡が取れて、確認がとれた。

次に、上映期間中のトークショー。ゲスト予定の方々のスケジュールを調整していたところ、夜になって2回のトークショーが固まった。ホームページには近々出ると思いますが、ここにも書いておこう。

11日(金)21:00~(上映前)ゲスト:竹内昌義さん(建築家/みかんぐみ)

19日(土)21:00~(上映前)ゲスト:五十嵐太郎さん(建築評論家)、PHスタジオ

いずれも両日、僕も出ます。

今回の映画、建築関係の雑誌にもいくつか出ていて、昨日発売になった「日経アーキテクチュア」では、巻頭トップ(カラー)の人物欄にPHスタジオとともに出ております。(今日電話した、上記、竹内さんにも「見ました」と言われた・・・。)

今日、電話したところもあったのだけど、新聞も出そうです。

そんなこともありつつ、アースビジョン・地球環境映像祭にチラシを持っていく。見たい映画もあるのだけど、忙しい時と重なってしまった・・・。(明日は別の場所でチラシ撒きに行くつもり)ああ、残念。

昨日メールが入っていたので、シネ・ヌーヴォに電話。実は、昨秋、映画を見てくれた支配人の景山さんはいたく映画を気に入ってくれて、即決で公開を決めてくれていた。だから、あとは時期の調整だったのだけど、今日、決まりました。4/26(土)~5/2(金)がモーニングショー、
5/3(土)~16(金)がレイトショーの計3週です。(時間はまだ未定)考えてみれば、25日の夜11時ごろ東京での上映が終わるわけで、その十数時間後には大阪公開が始まっていることになる。上映時間が決まればホームページにも掲載できると思います。また、4月10日には風の楽団のコンサートが大阪であるので、聞きに行くついでにプロモーションが出来たらなあ、とも思ってます。

もう一つ。サプライズのイベントを企画しているのだけど、日程調整がうまくいかない。実現すると面白いんだけどなあ。(僕だけでは決められない事柄だから。)

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:08:30

パンフレット/フライヤー

相変わらず、今日もパンフレットとフライヤーの作成準備。

フライヤーを作るには色々と決まっていないと掲載できないわけで、まだトークショーの部分が固まっていなかったりする。

パンフレットも同じく・・・と思っていたら最後の原稿が届いた。これでデザイナーの高木さんに渡せる、と思って全ての原稿を整理していたら、いくつか不備が見つかって、慌てて直したり。

それでもなんとか渡せる状態になって、CD-Rで渡したら、これが開かなかったり。しょうがないので、再度、全原稿・全写真をメールで送る。

フライヤーもいい感じであがってきているのだけど、スタンプラリーに参加してもらうお店に校正をお願いした。

トークショーの件を明日中に固めないとなあ。

未分類 — text by 本田孝義 @ 0:02:46

2008/3/5 水曜日

試写会/パンフレット

今日は試写会の最終日だった。始まるまでは落ち着かなかったのだが、今日は満席となった。知った方も何人か来てくださったし、前回同様、多士済々の方が来てくれた。

正直に書こう。昨年12月に試写会を始めた時は、十数人しか来てくれず、正直言って、この先どうなるか不安があった。年が明けてから、多少、てこ入れしたこともあって、徐々に来る人も増え、取り上げてくれる媒体も増えてきた。欲を言えばきりがないけど、いい形にはなった、と思う。

とりあえず、試写会が終わった、と思ったら、帰り道、急に力が抜けてきた。ほっとしたと言うか、疲れたというか、どう表現していいか分からない脱力感。帰宅して、しばらくぼーっとしていた。

でも、やらなければいけないこともある、と思い直しパソコンを開きメールをチェック。よかった、パンフレットの原稿が来ていた。さすがちゃんと締め切りを守ってくださった。内容を読んでみると、自分が言うのもなんだが、どれも面白い。それほどボリュームがあるパンフレットではないけど、いいパンフレットになる、と思う。まだ、一部、揃っていないものがあるのだけど、とりあえず、明日、デザイナーの高木さんに渡せそう。

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:54:37

2008/3/4 火曜日

平和のためのコンサート/国立新美術館/チラシ

午前中、現在作成中のフライヤーについて原田さんと打ち合わせ。いくつかメールで事務連絡。

その後、今年6月に開催される”平和のためのコンサート”のチラシ用の挨拶文を書く。ここのところ、毎年僕が舞台監督をやっているのだけど、挨拶文も僕が書いている。ない頭をしぼって、なんとか「平和」という命題で文章を書く。うんうん言いながらも書いたものを芝田さんにFAXする。大丈夫かなあ。(そうそう、今年の講演は作家の梁石日さん。盲目のピアニスト島筒英夫さんの演奏も楽しみ。)(夜、連絡があって文章は及第点がもらえたようでした。)

ぎりぎりの時間になって、国立新美術館に出かける。開館1年になるそうだけど、行ったのは実は初めて。今日行ったのは、明日から始まる「アーティストファイル2008-現代の作家たち」という展覧会の内覧会のため。この企画は国立新美術館の学芸員の方々が選んだ作家を毎年紹介していく展覧会の第1回となるのだそうだ。なぜ僕が行ったかと言えば、僕が撮影・編集したアーティスト白井美穂さんの作品が上映(展示)されるから、招待されていたというわけ。加えて、展示用に色々とトラブルがあって、はたしてちゃんと上映できるのか心配でもあったのだ。受付で、やたら分厚い図録をもらう。開会式を見た後、いざ展示室へ。8人の作家が8つのスペースで展示している、結構、贅沢な空間。白井さんは「芸術についての三部作」と題して、3つの映像作品を核としたインスタレーションを3つの部屋で展示。そのうち2つが僕が撮影・編集したもの。短いながらも全編を見て、無事上映できていることを確認。とりあえず、ほっとする。大きな画面にもなんとか耐えている、とは思います。それにしても、昨夏、新潟の越後妻有で撮影したものがこうして立派に(笑)展示されているのはうれしいものです。

他の作家の作品も見ましたが、僕が深く感動したのは、さわひらきさんの作品。昨年、BankARTで1作品を見た時にとても印象に残る作家だったのですが、今回の展示はとても深く、映像でしか表現できない世界がありました。とにかく、どの映像も美しい。

レセプションも行われていましたが、用事があるため、白井さんとヤング荘の2人(今回の映像作品の主役。BankARTのチラシデザインなどを手がけるデザイナーユニット。)に挨拶をして早々と退散。

早めに出たのは、『船、山にのぼる』の公開日時などが入ったチラシの印刷が出来て、事務所で受け取るため。今回、今までのチラシと少し目先を替えるため、表に藤森照信さんのコメントを刷り込み、裏は赤系のインクにした。コメントも、日比野克彦さんと五十嵐太郎さんを加えた。さっそく、500枚をBankARTへ送る。約4500枚、またしばらくチラシ撒きをしないとなあ。

明日は、最後の試写。大勢来てくれることを願っています。

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:38:26

プレスリリース/フライヤー

先週末、池田さんの芸術選奨授賞が発表されたので、マスコミ各社に映画と結びつけたプレスリリースを流す。特にあさって5日が最終試写なので、そこに来てもらえることを期待するのだけど、さすがに2日前は難しいかなあ。まあ、それでも映画のことを知ってもらうのは意味がある、と思う。50ヶ所ぐらいFAXを入れていると時間があっという間に過ぎていく。メールに慣れていると、FAXがジジジという時間がもどかしく思えてくる。それが当たり前だったはずなのに・・。

合間を縫って、これから作るフライヤーの校正。スタンプラリーの台紙も兼ねているので、情報が結構多い。大丈夫か?

夜、VIDEO ACT!。帰ってから、いくつか確認のメール。パンフレットの原稿が揃わないので、催促。トークショーのゲスト交渉。

未分類 — text by 本田孝義 @ 0:10:35

2008/3/2 日曜日

TVF2008/木漏れ陽プロジェクト

今日も起きたら、風邪気味。どうも、治っていないような気がする。だから出かけるのをやめようかとも思ったのだが、気が変わって出かけることにした。

横浜に行って、東京ビデオフェスティバル2008の授賞式に行った。今まで何度も刺激を受けてきた、このフェスティバル。老若男女幅広い層が応募しているのが面白い。昨年は行けなかったので、残念だった。

会場に着くと前から知っている方がいたので、チラシを置かせてもらった。それから約2時間ほど、優秀作のDVDを見る。知った人の作品もあった。

その後、日本ビクター大賞とビデオ大賞の表彰式と上映を見る。ビクター大賞の『学びの場が消えていく~夜間高校の教室から』はオーソドックスながら丁寧な取材がされた作品。ビデオ大賞の『いまどきの21歳の主張』は見始めた時は、また自意識が強いプライベートドキュメンタリーか、と思ったのだがさにあらず。なんともでたらめな文体(映像だとなんと言うのだろう)で、話題がぶつぎれであちこちに飛ぶ。僕は久しぶりにポップな作品を見た、と思った。ポップを装った作品は腐るほどあるけど、本当の軽さを感じさせてくれるのは稀有である。これはやはりビデオが生まれた時からある世代ならではじゃないか、と思った。(そういう意味で、こういうフェスティバルを30年やってるビクターはやっぱり偉い。)もう1本のビデオ大賞『The Last Chapter(最終章)』は、父と作者である娘の葛藤を描いたヘビーな作品。盆百のプライベート作品と違って、語り口が驚くほど洗練されていること。昔の写真が動くのにはまいった。僕は見ながら亡くなった父のことを思い出していた。やっぱりこのフェスティバルは面白い。

その後、以前、BankARTでお会いした、木村崇人さんが進めている”木漏れ陽プロジェクト”を見に、山下公演に行く。大勢来ていた。受付で、白い布を張った虫取り網を借りる。簡単に言うと、木の上に星型をしたライトを点すと、木々の葉の間から漏れた光は、地面に落ちて星型になる、という仕組み。原理は簡単だけど、これがほんとにきれい。ライトを回すと星もくるくる回る。まさにファンタジー。家族連れ、カップルはより楽しそうでした。おっさん一人はちと寂しかったか・・。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:06:37

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