2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。

本田孝義

2008/7/25 金曜日

精算/BankART

やっとユーロスペースから精算書が送られてきたので、公開時の精算が出来そうだ。配給収入は、まあ、それなりですが、よくよく計算してみると、物販物のパンフレットの製作費がそろそろ回収出来そうだ。意外と売れてるようです。

横浜に行く前にポレポレ東中野に寄ってみる。今日は『バックドロップ・クルディスタン』最終日。プロデューサーの大澤さん、監督の野本さんもちょっと疲れたご様子。(いや、僕のほうがこのブログを読んでくれて疲れてる、と思われているようではありますが。)観客動員的には色々思うところがあると思うけど、自分たちで配給もやる、と決断して約半年。よくここまで走ってきたなあ、と思う。まずはお疲れ様。

夜、BankARTへ。BankART NYKは9月に始まる横浜トリエンナーレの会場になることもあって、4月から改修をしていた。今日は1階のBankART miniが出来たお披露目パーティー。まずは入り口から点字ブロックがあって、ああ、公の施設になるのだ、と妙なトコで感心。NYKは1階から3階まで上れる階段とエレベーターがどんと出来ていて、俄然「施設」の趣。(前はやっぱりどこか倉庫の面影があった。)一番びっくりしたのはBarが本格的なものになっていたこと。シンプルなデザインがちょっとかっこいい。(設計はみかんぐみ。)前もBarがあったけど、こう、本格的にあるのは画期的。何せ、横浜トリエンナーレを見に来て一杯飲んで帰れるわけだから。

池田さんと細渕さんに簡単に近況報告。

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:39:42

『KING OF TOKYO』『破片のきらめき』

最近、いろんな試写状が来るようになった。大体、ほとんどの映画は映画館で公開する前に、マスコミ向けに試写をやるわけだけど、まあ、僕などなんの影響力もありませんが、試写状を送ってくださる方がいる。さすがにほとんどドキュメンタリー映画ですが。逆に、ドキュメンタリー映画だからこそ気になるわけでして、試写に行けるかどうか、つい、そわそわしてしまう。

そんなわけで、今日は午後から『KING OF TOKYO』というドキュメンタリー映画の試写会に行った。監督の太田綾花さんが学生時代に作ったドキュメンタリー映画を以前見たことがあって、確かに覚えている作品だった。だから、今作も余計に気になったのだ。本作はブラジル出身のサッカー選手・アマラオのドキュメンタリー。僕はサッカーはさっぱり分からないので、こういう選手がいることすら知らなかった。そういう意味では、ブラジル時代から解き明かし人柄もなんとなく伝わってきて、人物を知ることが出来てよかった。ただ、少し残念なのは、映画の肝のようなものがなくて、のめりこめなかったのも事実。

その後、事務所に行って、いくつかの事務作業。

 夜はVIDEO ACT!の上映会。上映作品は『破片のきらめき』。以前、『心の杖として鏡として』というタイトルで公開されていて、見逃していて気になっていた作品。本作品は撮影者である高橋愼二さんが再編集(前より20分長くなっている)したもの。これが素晴らしい作品でした。精神科病院の造型教室に通う人たちを描いた作品なのだけど、同時に優れたアートドキュメンタリーになっている。僕は見ながら「芸術ってなんだ」と考えながら見てました。とにかく、強烈な作品が多々映っている。同時に、アトリエの独特な空気感を捉えたカメラが素晴らしい。再編集版なので、なかなか公開が難しいのかもしれないけど、ぜひぜひ多くの人に見てもらいたいなあ、と思った。

未分類 — text by 本田孝義 @ 0:55:29

2008/7/23 水曜日

興行

映画館で映画を上映するということは、普通、「興行」と呼ばれる。少し年配の方なら、いかがわしい世界のことを思い浮かべるかもしれない。興行は水物、ともよく言われるが、確かにそういう面もあるし、ある種のギャンブルでもある。なぜかと言えば、どういう映画がヒットするか、なんて誰にも分からないからだ。昔から言われていることだけど、「いい映画」がヒットするとは限らない。映画を公開するには宣伝費などそれなりにお金がかかるわけで、規模は全然違うとは言え、シネコンで全国一斉公開される映画も、ミニシアターで公開される映画も基本的には変わらない。場合によっては公開できないことだってあるわけだ。

普通は映画館での公開を念頭に製作されることが多いわけだけど、インディペンデントの映画も増えてきたから、製作中から公開が決まっていなくても制作される映画もいっぱいある。そもそも、ドキュメンタリー映画が映画館で恒常的に上映されるようになったのだって、この10年ぐらいだ。だからインディペンデント映画、ドキュメンタリー映画も、映画館で公開するなら「興行」というシステムに関わらざるをえない。嫌ならそのシステムの外で上映すればいい。そういう監督も、映画もある。僕はどちらが正しい、とは思わない。

映画館で上映するのはなかなか大変だけど、面白くもある。少なくとも僕はまだまだ出会える人がある、と信じている。

・・・なんてことをぐだぐだ考えたりしていました。正直、名古屋の公開は苦戦している。東京のアンコール上映も不安がある。だからでしょうか、こんなことを考えるのは。

未分類 — text by 本田孝義 @ 21:39:02

2008/7/22 火曜日

灰塚 湖畔の森上映

昨日は午前5時に起きて、8時の飛行機で広島空港に向かった。9時半頃着いて、撮影もお手伝いいただいた林憲志さんに迎えに来ていただいた。11頃、灰塚に着いたのだけど、えみきが気になってしょうがなかったので、のぞみが丘のえみき公園にまっすぐ行く。6月に横浜に来られた今井さんからも「厳しい状態」とは聞いていたのだけど、確かにこの目で葉が出ていないえみきを見ると辛い気持ちになる。でも、もし枯れるようなことがあっても、住民の方たちが見捨てなかったことにはとてもとても大きな意味があると僕は思う。えみき移植の様子を撮っていてよかった、と僕は思うのだ。

上映会場であるハイヅカ湖畔の森カフェレストランに着くと、お食事会の準備が進んでいる。林さんがスクリーンやデッキを用意してくださっていたので、挨拶もそこそこにさっそく上映準備。なんとか準備も出来たので、自然食のカレーをいただく。

今回の上映会は不思議な縁があって実現したもの。まず、昨年11月、岡山映画祭で『船、山にのぼる』を上映した際に、音楽を作ってくださった風の楽団のコンサートもやったのだけど、その時に県北の津山からミュージシャン・まっつんが手伝いに来てくれて、映画を見れなかったからDVDをお渡しして、見てもらった。その後、これまた縁があって、まっつんが灰塚湖畔の森でライブをやることになって、『船、山にのぼる』の話をしてくれたそうだ。そして、高藤さんという方の働きかけもあって”抱きしめてハイヅカ湖”というイベントのプレイベントになったわけだ。

さて、1回目の上映は多くの方が来てくださった。少しお話をして、次はライブ。まっつんはディジュリドゥを演奏。どろーんとなって気持ちいい。そして、お次は山本公成さん。風の楽団では何度も聞いているのだけど、実はソロで聞くのは初めて。楽しみだった。公成さんもえみきが気になって、出演してくださることになったそうだ。演奏は、もう、心が洗われるよう。サックス、フルートだけでなく、様々な民族楽器も心地いい。堪能。ラストは『船、山にのぼる』でも使わせていただいている(映画は風の楽団バージョン)FURUSATO。僕は、個人的なこともあって、いつ聞いても涙が出てくる名曲。この日は会場が明るかったので堪えてましたが。ここ灰塚で聞くと感慨もひとしおでした。

その後、公成さんをお見送りしてから、船を見に。船が鎮座している山も緑に青々としていていい感じ。今回上映してあらためて気付いたのだけど、近くの人(と言っても範囲は広くなりますが)でも意外とこのプロジェクトのことを知らなかったりする。そういう意味でも、映画を見てもらえてよかった、と思う。もっともっと見て欲しいけど。

食事の後、2回目の上映。今回はやや少なめ。上映後、片付けてから宿泊先のホテルへ。別に何をしたというわけでもないのに、えらく疲れていた。

次の日、12時ごろの飛行機に乗って、帰京。

未分類 — text by 本田孝義 @ 18:29:09

2008/7/20 日曜日

今日は休み

毎週日曜日に書いているような気もしますが、今日は休み。家でじっとしておりました。

明日は、広島県灰塚湖畔の森での上映会。ライブも楽しみ。それよりも、えみきと船を見てきたい・・・。

未分類 — text by 本田孝義 @ 20:22:15

2008/7/19 土曜日

名古屋の1日

朝8:00の新幹線でいざ名古屋へ。

名古屋駅を下りて上映館であるシネマスコーレを探すと、駅のまん前ですぐ分かった。上映準備中だったスタッフの坪井さんにご挨拶。『船、山にのぼる』の上映前にはさらに1本上映作品があって、『鉄の子カナヒル』という人形アニメーションなのだけど、製作者の比嘉ブラザーズと思しき方がいたので(実際そうだった)ご挨拶。

簡単な打ち合わせをした後、『鉄の子カナヒル』を見る。東京で見逃していたのでここで見れてよかった。とにかく、人形の造型が抜群。中でも鬼達がバリエーションがあって、「化け物」ぶりに嬉しくなる。主人公、カナヒルがこれまたキモカワイイ感じでいい。鉄の伝来を描くラストは感動的だった。

その後、簡単な舞台挨拶の後、『船、山にのぼる』上映。さすがに満席にはなりませんでしたが・・・でも、いい雰囲気でした。上映後、さらに舞台挨拶と簡単な質疑。劇場の外ではミニサイン会みたいになってしまった。(いまだにサインを求められると照れる。)多くの方に話しかけられありがたい。

比嘉ブラザーズ、坪井さん、江尻さんと食事をした後、劇場前で写真を撮ってから映画館を後にする。

もう一箇所行ったところは、カフェ・パルル。偶然、mixi上で知ったのと、10年ほど前、PHスタジオが個展をやったところで(当時の名前はカノーヴァン)時間があるので行ってみたかったのだ。それに、ちょうど今日・明日とインディペンデント映画の上映会。そちらも気になった。新見さんにご挨拶して、シネマスコーレのチラシをお渡しする。TAFF08という、アニメの短編を集めたプログラムを見る。アニメの楽しさと難しさについて色々考える。なんだか今日はアニメの日だ。

帰りに名古屋駅のキオスクで朝日新聞の夕刊を買うと、『船、山にのぼる』の大きな記事が出ていました。今日、ちょうど記者の高橋さんから電話がありました。さすが、新聞は早い。そして、やっと、朝日新聞に出た、という感じです。(ユーロスペースで公開した時は、5大紙では朝日新聞だけが出なかったのです。)少しでも見る人が増えてくれるといいのだけど。(高橋さんには感謝。)

未分類 — text by 本田孝義 @ 21:45:08

2008/7/18 金曜日

明日は名古屋/VIDEO ACT!会議

明日は名古屋シネマスコーレの初日。舞台挨拶に行くことにしたので、ついでにちょっと名古屋で遊んで帰ろうか、などと考えてあれこれ情報を探していた。1ヶ所、行きたいところが出来たのだけど、どうなりますか。まあ、それよりどれだけ人が来てくれるのか、心配ではある。

夜、VIDEO ACT!の会議。今年10周年になるから、秋にイベントをしよう、という話になっているのだけど、とりあえず、僕がたたき台のプランを出した。某所も乗り気になってくれているのだけど、実際のところは話をつめてみないと分からないわけで、今後、具体的に話を進めることに。イベントが出来ればいいのだがなあ。

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:29:26

2008/7/17 木曜日

どうにも・・・

・・・調子が出ないのである。気持ちの問題だと思うのだけど。

いかん、いかん、あさっては名古屋で舞台挨拶だ。

未分類 — text by 本田孝義 @ 21:40:40

2008/7/16 水曜日

暑中お見舞い・・・

・・・には早いと思うのだが(なにせ梅雨もあけていない・・・)、今まで名刺交換をした方を中心に、暑中お見舞いを兼ねてチラシを送らせていただいた。基本的に見た人たちだから「ああ、うっとうしい」と思われるとは思うのですが、僅かな人でも知り合いに紹介してもらえれば、という淡い期待もあったりする。突然チラシを送られた方、すいません。

未分類 — text by 本田孝義 @ 21:32:38

トークショー/『半身反義』

昨日、トークショーのゲストの方とスケジュール確認が取れたのだけど、UPLINKにも確認しておかねばいけないので、今日、確認した。で、8月23日(土)が美術評論家の福住廉さん、24日(日)が池田修さん(PHスタジオ代表)となった。福住さんは試写で見てくださり、art scapeに短いながらもレビューを書いてくださったので、一度、話を聞いてみたかったのだ。僕も楽しみ。池田さんとはこの間、色々話したけど、観客の中には直接話を聞きたい方もいると思うので。

日中、あちこちの美術系のサイトに上映案内の投稿。こんなちまちましたことをやってる監督なんて、格好いいものではないが、誰かが宣伝してくれるわけでもないから、まあ、やれることはやる、だけ。ほんの少しでも目に留めてくれればいいのだけど。

夜、チラシ播きを兼ねて池袋へ。某本屋も置いてくれてありがたし。その後、『半身反義』を見る。僕には少し消化不良だった。けど、劇の部分で辻さんのカメラが相変わらず素晴らしく、独特の空間の切り取り方がとてもよかった。万博のあたりは、ドキドキした。が、砂浜のシーンはちと図式的かな、と思ったり。決して悪い映画ではないのだけど、もう少し見たかったなあ、という気はする。

未分類 — text by 本田孝義 @ 0:56:28

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