2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。

本田孝義

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2008/3/4 火曜日

平和のためのコンサート/国立新美術館/チラシ

午前中、現在作成中のフライヤーについて原田さんと打ち合わせ。いくつかメールで事務連絡。

その後、今年6月に開催される”平和のためのコンサート”のチラシ用の挨拶文を書く。ここのところ、毎年僕が舞台監督をやっているのだけど、挨拶文も僕が書いている。ない頭をしぼって、なんとか「平和」という命題で文章を書く。うんうん言いながらも書いたものを芝田さんにFAXする。大丈夫かなあ。(そうそう、今年の講演は作家の梁石日さん。盲目のピアニスト島筒英夫さんの演奏も楽しみ。)(夜、連絡があって文章は及第点がもらえたようでした。)

ぎりぎりの時間になって、国立新美術館に出かける。開館1年になるそうだけど、行ったのは実は初めて。今日行ったのは、明日から始まる「アーティストファイル2008-現代の作家たち」という展覧会の内覧会のため。この企画は国立新美術館の学芸員の方々が選んだ作家を毎年紹介していく展覧会の第1回となるのだそうだ。なぜ僕が行ったかと言えば、僕が撮影・編集したアーティスト白井美穂さんの作品が上映(展示)されるから、招待されていたというわけ。加えて、展示用に色々とトラブルがあって、はたしてちゃんと上映できるのか心配でもあったのだ。受付で、やたら分厚い図録をもらう。開会式を見た後、いざ展示室へ。8人の作家が8つのスペースで展示している、結構、贅沢な空間。白井さんは「芸術についての三部作」と題して、3つの映像作品を核としたインスタレーションを3つの部屋で展示。そのうち2つが僕が撮影・編集したもの。短いながらも全編を見て、無事上映できていることを確認。とりあえず、ほっとする。大きな画面にもなんとか耐えている、とは思います。それにしても、昨夏、新潟の越後妻有で撮影したものがこうして立派に(笑)展示されているのはうれしいものです。

他の作家の作品も見ましたが、僕が深く感動したのは、さわひらきさんの作品。昨年、BankARTで1作品を見た時にとても印象に残る作家だったのですが、今回の展示はとても深く、映像でしか表現できない世界がありました。とにかく、どの映像も美しい。

レセプションも行われていましたが、用事があるため、白井さんとヤング荘の2人(今回の映像作品の主役。BankARTのチラシデザインなどを手がけるデザイナーユニット。)に挨拶をして早々と退散。

早めに出たのは、『船、山にのぼる』の公開日時などが入ったチラシの印刷が出来て、事務所で受け取るため。今回、今までのチラシと少し目先を替えるため、表に藤森照信さんのコメントを刷り込み、裏は赤系のインクにした。コメントも、日比野克彦さんと五十嵐太郎さんを加えた。さっそく、500枚をBankARTへ送る。約4500枚、またしばらくチラシ撒きをしないとなあ。

明日は、最後の試写。大勢来てくれることを願っています。

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:38:26

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