2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。

本田孝義

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2008/9/5 金曜日

自主上映/VIDEO ACT!

本当はもっと前にやらなければいけなかったのだけど、どうしても踏ん切りがつかず、ずるずる延ばしていたことがあった。ホームページに掲載する、自主上映の案内の件だ。なんとなく、映画館での公開が続いている時は、まだ他の映画館でも上映してくれるんじゃないか、などどいう甘い期待もあって、自主上映を積極的に呼びかける気がおきなかったのだ。今まで上映していただいた映画館以外にも、全国のミニシアターに資料等は送っているのだが、反応はなし。本当はこちらも「どうですか」と再度声をかけるべきなのだが、なんとなく気後れしている。ただ、断られるのが恐いだけなんだけど。そうは言っても、まだ少しでも上映してもらえるチャンスがあるかとも思い、自主上映の案内をホームページに載せる決心がついた。なので、上映案内を書いていたら、意外と時間がかかってしまった。近々、ホームページにアップされるでしょう。さらに言えば、自主上映だって、「どうですか」と声を掛けないと広がるわけがないのだけど、こういう「営業」は元来苦手だ。

この秋(冬か?)に開催予定のVIDEO ACT!10周年企画が少しずつ細かい話が増えてきた。プログラムはほぼ決まりなのだけど、クリアーしなければいけないことは多々あるわけで。いい上映会にしたいです。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:28:52

2008/9/4 木曜日

緑地帯/『あきらめない 続・君が代不起立』

昨日のブログで中国新聞のことをかいたせいでもないと思うのだが、この夏8回にわたって、中国新聞の文化面「緑地帯」で『船、山にのぼる』に関して連載していた新聞8日分がどかっと届いた。新聞を開きながら、北京オリンピックの記事が満載で、つい最近のことでありながら、えらく前のことのように思える。月日が経つのは早い、ということか。

その連載だが、あらためて読んでみると、撮影を始めるまでの話が結構長くて、撮影裏話というより背景説明すぎたかな、とも思えなくはない。まあ、それでも(随分直してもらったおかげもあるが)そこそこ読めるものではあったんじゃないか、と自分では思うことにしよう。

夜、中野にビデオプレス製作の『あきらめない-続・君が代不起立』の完成試写会に行く。とにかく、東京都教育委員会の醜さと、それでもめげない根津さんの生き方が胸を打つ。ただ、続編なので前の作品と続けて見た方がより深く見れると思う。というわけで、続けて見れる機会を作りたい、と思っているところです。

映画からは離れますが、前作を見た時にもふと考えていたのだが、僕は中学・高校となんの疑問の抱くことなく君が代の伴奏を演奏していた。吹奏楽部って、学校行事のいろんな場面に駆り出されるもんです。そんな中で、君が代って意外と難物。何せ、和声だけで出来ているような曲(編曲)なので、下手な演奏だと和音がぐちゃぐちゃになって聞き苦しいことこの上ない。歌詞の意味に気付いたのは大学に入ってからだと思う。(だから根津さんが映画の中で、歌詞の意味すら教えずにただ歌えというのは乱暴だ、とおっしゃっていたのは正論だと思う。)

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:49:55

2008/9/3 水曜日

「あなたとは違うんです」

おとといの福田首相の辞任会見の最後に、福田さんが逆ギレして、記者に向かって「あなたとは違うんです」と発言したことがネット上でもえらく話題になっているそうだ。僕が知っている方も話題にしていたので、へーっと思ってちょっと調べてみたら、「人ごとのように聞こえる」と質問した記者が中国新聞(広島)の某記者だったことが分かった。会見の映像を見た時には全く気付かなかったのだけど。「あなたとは違う」と言われて、某記者も困ったことでしょう。この某記者、僕も大変お世話になっている方で、灰塚にも2度ほど取材に来られているし、映画の最後に出てくる、船の上の神楽も取材に来られていた。また、昨年、映画の記事も書いてくださり、この夏紙面での連載を勧めてくださったのもこの方だった。昨年、東京支社に転勤され、官邸取材をされていることも聞いていた。東京公開初日にも来てくださり、朝まで飲んで、取材も大変そうだなあ、と思ったものだ。

そんな方がああいう質問をされたわけで、さすが、という気もします。

ご本人は中国新聞になぜああいう質問をしたかを書かれたようで、その記事を読むとよく分かりました。http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200809020385.html ご本人にも取材が殺到しているようですが、全国紙の記者の変な反感を買わなければいいのですが・・。

僕は福田さんが首相になった時に、それまでの言動から「ムーディー勝山」説(例の「右から左に受け流す~」という唄ですね)というのを書いたのだけど、予想は当たっていたように思います。もっとも、僕は嫌いじゃありませんでした。どこぞの元首相のように威勢のいいことばかり言うのは、危ないなあ、と思うからです。強いリーダーシップを求める心情は、危ういと思うのです。すっかり総裁選の話題ばっかりになってますが、冷静に見ていようと思います。(上記の某記者はそれこそ取材で大変だと思いますが。)

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:38:32

2008/9/2 火曜日

「ロードショー」休刊

昨日流れていたニュースだけど、集英社が発行している映画雑誌「ロードショー」が休刊することになったらしい。http://www.excite.co.jp/News/society/20080901/20080901E40.016.html

さすがにもうずっと読むことはなかったが、中学生の頃、ほぼ毎月買っていたと思う。今と違ってインターネットもなかった時代だから、岡山に住んでいた者としては映画の情報を得るには雑誌しかなかった。キネマ旬報は中坊には敷居が高かったし、グラビアページや付録の楽しみもあって、「スクリーン」か「ロードショー」が双璧だったように思う。もっとも、僕の中坊時代はアイドル全盛時代でもあったので、僕の周辺ではアイドル雑誌を読んでるやつが多かったけど。(「ロードショー」もアメリカの女優、というよりはアイドルをいっぱい載せてアイドル雑誌でもあったのだろうが、まあ、あんまり興味はなかったなあ。)当時はSF映画全盛時代でもあったので、写真入りの新作紹介をわくわくして読んでいた気がする。「ロードショー」の付録で覚えているのは、年度末になると1年間の公開された映画のチラシを掲載したチラシコレクション、なんていうのもありました。見たこともない映画のチラシを眺めながら、へーなんて思ったもんでした。多分、読んでいたのは中学から高校にかけての数年だけだったと思うのですが、映画に興味を持ち始めた頃の窓だったことは間違いない。(上記の記事を読むとどうも僕が読んでた頃が一番売れていたみたい。)そんな雑誌が無くなるのはやっぱりちょっとさびしい。

未分類 — text by 本田孝義 @ 21:32:15

2008/9/1 月曜日

ドキュメンタリー映画の上映が目白押し

この秋は、ドキュメンタリー映画の上映が目白押し。

■追悼上映 土本典昭の世界 ドキュメンタリーの海へ

主催:ポレポレ東中野  特別協力:シグロ/映画同人シネ・アソシエ
協力:アテネ・フランセ文化センター/岩波映像/現代書館/自由工房/日本記録映画研究所

去る6月24日逝去された記録映像作家・土本典昭。
彼の業績を偲び、代表作19作品を9月6日から緊急上映します。
19作品という本数を集めての上映は4年振りになります。この機会に、是非彼の業績を改めて確認、そして未見の方には新たな発見をして頂けると嬉しいです。
また、学生フリーパスは7000円、一般フリーパスは10000円と、かなりお得な料金でご覧いただけます。フリーパスは全ての作品に何度でもご入場頂ける券です。是非この機会にまとめてご鑑賞下さい。

上映作品:
『ある機関助士』『ドキュメント 路上』『留学生 チュア スイ リン』『海とお月さまたち』『パルチザン前史』『水俣 -患者さんとその世界-』『水俣一揆 一生を問う人びと』『不知火海』『水俣レポート1 実録公調委』『わが街わが青春 -石川さゆり水俣熱唱-』『海盗り-下北半島・浜関根-』『水俣病 =その20年=』『水俣病-その30年-』『偲ぶ・中野重治 -葬儀・告別式の記録- 1978年9月8日』『原発切抜帖』『医学としての水俣病 -三部作- 第一部 資料・証言篇』
『医学としての水俣病 -三部作- 第二部 病理・病像篇』『医学としての水俣病-三部作- 第三部 臨床・疫学篇』『みなまた日記-甦る魂を訪ねて-』

詳細→  http://www.mmjp.or.jp/pole2/tsuuchimoto-noriaki-sp.html
タイムテーブル→  http://www.mmjp.or.jp/pole2/5years&tsuchimoto-time.html
予告篇→  http://jp.youtube.com/watch?v=6bPdj9jlz9U

上映期間:9月6日(土)~9月19日(金) 連日15:00/18:00/21:00
当日料金:一般1,300円 学生1,200円 3回券3,300円
     フリーパス一般10,000円 フリーパス学生7,000円
会場:ポレポレ東中野 東京都中野区東中野4-4-1-B2
電話(03)33771-0088   http://www.mmjp.or.jp/pole2/

===同時開催===
■特集上映 Jドキュメント2003-2008>
この5年間の邦画ドキュメンタリーのヒット作・話題作を2週間にわたり一挙上映!

土本監督の盟友・大津幸四郎の第一回監督作品『大野一雄 ひとりごとのように』や、土本監督と岩波映画の同期である羽田澄子監督作品『あの鷹巣町のその後』など、全27作品!

上映期間:9月6日(土)~9月19日(金)  連日10:20/12:20

詳細→  http://www.mmjp.or.jp/pole2/5years-jdoc.html
タイムテーブル→  http://www.mmjp.or.jp/pole2/5years&tsuchimoto-time.html
予告篇→  http://jp.youtube.com/watch?v=TJUEchF4Pa4

上映作品
『自転車でいこう』『あしがらさん』『トントンギコギコ 図工の時間』『HARUKO』『熊笹の遺言』『こんばんは』『LIFERS』『タイマグラばあちゃん』『Little Birds イラク戦火の家族たち』『もっこす元気な愛』『三池 終わらない炭鉱の物語』『ヨコハマメリー』『ガーダ パレスチナの詩』『プージェー』『チーズとうじ虫』『蟻の兵隊』『島ノ唄』『DearPyongyang ディア・ピョンヤン』『あの鷹巣町のその後』『ツヒノスミカ』『六ヶ所村ラプソディー』『カメラになった男 写真家 中平卓馬』『9.11-8.15 日本心中』『大野一雄 ひとりごとのように』『ひめゆり』『選挙』『水になった村』

■上映:『特集上映 佐藤真監督回顧』

2007年9月4日に逝去した佐藤真監督の1周忌を迎えるに当たり、9月6日から30日まで回顧上映を開催します。

劇場公開作品だけでなく、テレビ作品、展示映像、ビデオ作品など、現存する作品を特集します。また特別上映として、生前佐藤真監督が「ドキュメンタリーの原点」と書いたロバート・フラハティ監督の代表作『アラン』と、盟友キム・ドンウォン監督の『送還日記』の2作品も上映します。上映期間中にキム・ドンウォン監督の来日のほか、多彩なゲストを招き、佐藤真作品を通して日本のドキュメンタリー映画の現在を検証してみたいと思います。是非ご来場下さい。

●9月6日~12日
 会場:ユーロスペース(渋谷)
  http://www.eurospace.co.jp
●9月16日~30日 会場:アテネ・フランセ文化センター(御茶ノ水)
  http://www.athenee.net/culturalcenter

●スケジュール詳細、前売券/フリーパス券販売サイト
  http://www.cine.co.jp/php/detail.php?siglo_info_seq=108

★発売中のフリーパス券(8,000円)には佐藤真監督作品『阿賀に生きる』の16mmフィルム実物が綴じてあります。是非お求め下さい。
お問い合せ:シグロ TEL03-5343-3101 / E-mail siglo@cine.co.jp

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この後には、山形国際ドキュメンタリー映画祭の特集上映も控えている。見ていない作品もあるので、「見なければ」と頭の中では思うのだが、どうも体が反応しない。上映が終わって腑抜けになってるんだろうな。まあ、無理をせず、見たいものを見る、ぐらいの気楽な気持ちでいることにしよう。

未分類 — text by 本田孝義 @ 21:02:55

2008/8/31 日曜日

今日はお休み

ここのところ毎週書いているような気がするが(先週は違った)、今日はお休み。どこにも出かけず、一日中自宅に。ぼうっとしながら読書。

未分類 — text by 本田孝義 @ 20:37:12

2008/8/30 土曜日

『スカイ・クロラ』

僕は日本の映画監督では、唯一、次回作を見たいと思うのは押井守監督だけだ。だから新作の『スカイ・クロラ』もすぐ見たかったのだけど、今日まで見るのが遅れてしまった。おまけに、家の近くのシネコンでは、昨日で上映が終わっていた・・・。

ということで渋谷まで出かけた。出かける直前、大雨が降ってきて、今日はやめようか・・・と思い始めたら、しばらくして止んだ。本当に変な雨の降り方だ。

で、『スカイ・クロラ』。僕には少し物足りなかった。まず、「ショーとしての戦争」「キルドレ」などの世界設定をもう半歩踏み込んで描いて欲しいと思ったのだ。押井さんはいつもしつこくならない一歩手前で止めるので好きなのだけど、今回はもう半歩いってもいいんじゃないか、と思ったのだ。主人公たちにも感情移入できなかった。ただ、ドッグファイトシーンは、もう出色の出来。美しい。もう一つ思ったのは、戦闘機の3DCGがリアルで美しいから、キャラクターの2Dとのギャップをどうしても感じてしまう。そこが狙いだということは分かりつつ、どうもしっくりこない感じもある。(かと言って『クローンウォーズ』みたいなのもどうかと思うけど。)単に「慣れ」の問題だろうか・・。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:27:07

2008/8/29 金曜日

ありがとうございました

今日でUPLINKでのアンコール上映が終わった。朝、雨が降っているし、天気予報でも昼頃、再び大雨になるとか言っていたので(結局、降らなかったわけだけど)、最終日とは言え、今日は本当に人が来ないかもしれないと思ってましたが、足を運んでくださった方がちゃんといてありがたかったです。これで、広島・東京でのアンコール上映も終わって一段落。遊びほうけていても、やはり上映のことは気になるわけで、少しほっとしたといった感じでしょうか。映画を見てくださった方、上映を応援してくださった方、ありがとうございました。

しばらく上映の予定はありませんが、9月23日には多摩地区で初の上映です。(ありがたいことにすでに前売り券が十数枚売れているらしい。)またどこかで上映のことを見かけましたら、よろしくお願いします。

未分類 — text by 本田孝義 @ 21:53:24

2008/8/28 木曜日

会報編集/プログラム

今日は新井秀雄さんを支える会の会報を編集していた。編集と言っても誤字脱字をチェックしたり、体裁を整えるぐらいのことですが。支える会の解散が決まったのは6月末。会員の方々に最後の会報を届けなければいけないのだけど、まだ集まっていない原稿がある。それでも、さすがに今回は最終号なので、いろんな方が原稿を寄せてくださっている。事務局長としては心もとない7年間でしたが、なんとか最後までたどり着けた、といった感じでしょうか。思えばこの間、2本の(2本しか!)映画を撮ってませんが、いすれも舞台は東京を離れ、岡山、広島でしたから、支える会の事務局長としては綱渡りしていたことも事実。原稿を寄せてくださった方々もこの7年間を振り返って書かれていて、編集しながらも感慨深いものがあった。

その後、もう一つやらなくてはいけなくてしばしほったらかしにしていた、VIDEO ACT!10周年企画のプログラムの練り直し。かなりスケジュールがはっきりしてきたので、組み易くはなってきた、か。まだまだ案の段階だけど、やるからには人を大勢入れなければいけないわけで、悩ましいことではあるが、相当刺激的なプログラムにはなりそうだ。

さて、泣いても笑っても、明日は『船、山にのぼる』上映最終日。劇場に行ってみよう。

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:01:05

2008/8/27 水曜日

UPLINK/「舟越桂 夏の邸宅」

今日はUPLINKに行ってきた。上映期間中、最後の割引デーとあって、気になったのだ。残念ながらものすごく増えている、ということはないのだけど、それなりに人が来てくれていた。今日も知った方が3人ほどいて、中には「見に来てよかったです」と声を掛けてくださる方もいた。こういう声を聞くと少し元気になる。残り2日間。最終日にも行こう、と思う。

その後、気になっていた展覧会「舟越桂 夏の邸宅」を見に、東京都庭園美術館に行ってきた。舟越さんの彫刻の実物を見るチャンスがなかなかなくて、数年前の個展も見逃していたから見たかったのだ。同時に、あのアール・デコ調の建物での展示というのも気になった。これがものすごく良かった。一つ一つの作品がいいのはもちろんなのだけど、建物の雰囲気と相まって、彫刻と空間から清冽な物語が立ち上ってくるようで、ぐっとくる。ドローイングも興味深かった。

ただ、どうしても解せないことが一つ。(展覧会の内容とは関係ない。)今年になって、東京都の公共施設にオリンピック招致ののぼりがばかすかと立つようになったのだけど、美術館にまで立てるのはいかがなものか。莫大なお金を使って招致活動をするのもなんだかなあ、という気持ちがあるが、百歩譲ってスポーツ施設にそうしたのぼりを立てるのならまだ分かるのだけど、現代美術館だの写真美術館だの庭園美術館だのに立っていると、雰囲気をぶち壊していてセンスの無さにあきれてしまう。各々の文化施設も困っているでしょうけど。

未分類 — text by 本田孝義 @ 21:48:20

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