2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。

本田孝義

2007/12/16 日曜日

劇団大樹

今日は午後から「劇団大樹」の公演に行ってきた。正確には本公演ではなく小公演だそうだ。この劇団は「船、山にのぼる」でナレーションをお願いした、川野誠一さんが主宰している劇団だ。

でも、実は僕は川野さんの舞台を見たことがなかったのだ。けど、川野さんが加わっている、俳優仲間でやっている”狂言の会”の公演のビデオ撮影をしたことがあって、「船、山にのぼる」のナレーターを考えていた時に、川野さんの「声」が頭に浮かんだのだ。川野さんにとっては”初ナレーション”になった。

さて、今日の公演。いつもは稽古場になっている小さなスタジオでの公演だったが、満席。朗読劇とも言うべき構成で、全編ハープの生演奏が付くという素敵な舞台。戯曲の内容はほめ言葉として「少女漫画」のような部分があり、日常の向こうにうっすらファンタジーが浮かぶような話は結構好きでした。また、役者の方々はさすがに鍛錬されている声なので、ついつい目を閉じて(それって生の舞台では失礼かと思うのですが)いろんな空想を膨らませていました。思えば演劇の公演は随分久しぶりでした。

狂言の会でお世話になった方々もいました。

帰りにタワーレコードに寄る。欲しいCDがあったのだけど、発売がまだでした。いくつか気になる新譜を視聴したのですが、ピンとくるものなし。一時、「ポストエレクトロニカ」なCDを聞いていたのですが、どうも最近、あまり新鮮に聞こえなくなりました。やっぱり生楽器のグルーブが素晴らしい風の楽団ばかり聞いているからでしょうか。今日は、風の楽団のメンバーでもある、岡野弘幹さんのバンド”岡野弘幹with 天空オーケストラ”のベスト版を聞いてました。

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:17:14