2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。

本田孝義

2008/2/23 土曜日

風邪ひいたか・・

朝起きるとどうも頭が重い。念のため風邪薬を飲んだらばたっと眠くなってしまった。

そんなことで今日は一日中、何もせず、お休み。

夜、風の楽団の慧奏さんに電話して、僕の特集上映の予告編に風の楽団の音楽を使わせてもらう了承をえる。さっそく、You tubeにアップする。

ここです。http://jp.youtube.com/watch?v=63rUQxdt-_c

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:28:09

初日決定!/『アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生』

今日、ユーロスペースとの打ち合わせで、ついに公開初日が決まった!4月5日(土)から3週間、連日21:00~。そして、かねてから少し希望を言ってたのだけど、12、13、19、20の4日間(土、日)はモーニングショー(4日とも9:45~)を付けてくれることになった。公開を決めた時は、題材がアートだし、観客層としては若い層が中心だろう、ということもあって、レイトショーになったのだけど、昨秋から上映してみて、年齢層に関係なく見てもらえる手ごたえみたいなものがあった。レイトショーだと少し年齢が高い方だと大変だから、モーニングショーも出来たらいいな、という希望があった。だから4日間だけとはいえ、モーニングをつけてもらえたのは素直に嬉しい。同時に、それだけ観客を動員しなければいけなくなるわけだが・・・。ちょっと身が引き締まる。これから日時入りのチラシを作ったり、イベントを決めたりと慌しくなりそうだ。

やっと決まった、と感慨もわくかと思ったが、初日も以前からおおよそ聞いていた日だったので、なんとなく織り込み済みの感じもあって、意外と冷静でした。

そんなこともあって、帰りに映画を見に行ったりする。(そんな場合か、という内なる声も・・)見たのは『アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生』。僕はまだ見てないのだけど、アートトップという雑誌では一緒に紹介されてるみたいだし、えらい宣伝費をかけてそうなアート・ドキュメンタリーだし、やっぱり見とかなきゃな、という気もしていたのだ。劇場にはちゃんと『船、山にのぼる』のチラシはありました。

さて、その映画。作りとしてはいたく真っ当な映画でした。アニー・リーボヴィッツの撮影風景、写真選定の様子、インタビュー、被写体になった人、関係者などのインタビューで過不足ナシ、といった趣。が、過不足ナシはどこまで行っても過不足ナシで、面白くはあるが平均的でもある。だからドキュメンタリーは難しい。さすがに写真はふんだんですけどね。僕は映画を見ながら、初期の写真のほうが面白いなあ、と思ってしまった。セレブな人達を撮ってる写真がものすごく演出されてて、それはそれで面白いのだけど、何か違和感もある。ただ、スーザン・ソンダクを撮った写真は別格。その虚飾を排したような凛とした写真には見入ってしまった。アニー・リーボヴィッツのパワフルで人をひきつける魅力はよくわかりました。

未分類 — text by 本田孝義 @ 1:05:08