2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。

本田孝義

2008/8/17 日曜日

マラソン/『真剣勝負』/青春のロシアアヴァンギャルド展

今日は朝から女子マラソンの中継を見ていた。僕は結構、マラソン中継が好きで見るのだけど、それもここ10年ぐらいのような気がする。子どもの頃は、父親がマラソン中継を見ている横で、なんでこんなつまんないものを見てるんだろう、と思っていたのだけど、最近、その気持ちが少し分かる気がする。そう言えば、父が病室で最後に見たテレビは箱根駅伝だった。(1月4日に亡くなったから。)・・・と別に結果とは関係の無い話。テレビ映りがいい場所を選んでいるせいもあるだろうけど、北京の町並みの風景がきれいだった。(僕も4年前に北京には行ったことがあるのだけど、随分変わったみたいだ。)

昼過ぎ、今日も内田吐夢監督の『真剣勝負』を見る。遺作。宮本武蔵5部作は大好きで、DVDも持っているのだけど、番外編とも言うべきこの作品だけは見ていなかった。宍戸梅軒を演じた三国連太郎がよかった。子供を人質にする非情な武蔵に驚く。ぶつ切れの終わりにも驚く。

映画館の帰りがけ、「青春のロシアアヴァンギャルド展」が今日までだと気付いて見ることにした。この時代のロシアには興味がある。で、様々な画家の作品を見て、おぼろげながら傾向なども分かったのだけど、少し物足りず。それは多分、建築とかデザインとか他の分野も含めたロシアアヴァンギャルドが見たいなあ、と思ったから。ちなみに、画家の経歴などを読んでいると、舞台美術、衣装をやってた人も多いみたい。関連書籍も興味深いものが多かったのだけど、買うのは諦めた。

未分類 — text by 本田孝義 @ 19:41:04

『ダークナイト』

今日から広島での再上映が始まっているのだけど、どうだったろうか。気にはなりつつ、諸般の事情で広島に行くことは出来なかったので、気にはなる。どうやら、朝日新聞にも記事は出たようだ。(未確認だけど。)

そんなことを思いながらも、今日も映画館へ。見たのは『ダークナイト』。時々、すぐにはどう評価していいか分からない映画、というのがあるのだけど(そういう映画は決して悪い映画ではなく、魅力を感じつつ何か引っかかりを感じる映画)、この映画に関しても僕の感想は今のところ「判断保留」だ。世間的に評価が高いのはよく分かるのだけど、はたしてそれでいいのか、という疑問もある。ただ一つ、僕には久しぶりに都市建築についてちゃんと描かれた映画だなあ、と思った。

未分類 — text by 本田孝義 @ 0:05:16