2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。

本田孝義

2010/4/20 火曜日

散髪

先週から散髪したかったのだが、えらく寒かったので、しばしそのままにしていた。今日も雨が降っていたが、タイミング的に今日かなというのもあって、散髪に行く。駅前の散髪屋。昔ながらの感じが落ち着く。

未分類 — text by 本田孝義 @ 21:28:31

『僕らのカヌーができるまで』

今日はレイトショーで『僕らのカヌーができるまで』というドキュメンタリー映画を見た。内容は探検家・関野吉晴さんが南方から日本に渡来した日本人の足跡を辿るために、学生たちと自然から採取した材料だけでカヌーを作る、というもの。とにかく、自然素材への探求は半端ではなく、何とカヌーを作るために木を切らなければいけないが、その斧すら砂鉄を採取するところから始まるのだ。以後、縄・保存食の製作も同様。こうした過程で浮かび上がるのは伝統的な文化の知恵。そして、カヌー自体は旅の出発点であるインドネシアでの製作、となる。と言っても、まずは巨木を探し木を切り倒すとこからだ。ここではインドネシアの人びとの知恵が素晴らしい。(ネタばれになりますが)途中から、どうも映画は旅には出ないのかな、と思っていたら、タイトル通り(そういう意味では偽りなし)「カヌーができるまで」で終わります。こうして書くととてもワクワクする話なのだけど、どうも見ていてワクワクしない。撮り方も丁寧だし、過不足はないのだけど、どこか物足りない。なぜだろう、と考えているのだが、ちょっと理由もよく分からない。強いて言えば、なんだかとても健全で、映画のリズムが一定なところが物足りなかったのかもしれない。いい映画なんですけどね。

未分類 — text by 本田孝義 @ 0:56:17

2010/4/18 日曜日

今日は自宅で

なんとも今日は出かける気にならず、自宅でぐずぐずと。まぁ、そういう日もあります。

未分類 — text by 本田孝義 @ 21:45:33

2010/4/17 土曜日

最近読んだ本

最近読んだ本をいくつかまとめて。「夜露死苦現代詩」(都築響一著)、「レディージョーカー」(高村薫著)「新版 八ツ場ダム 計画に振り回された57年」(鈴木郁子著)「壁の本」(杉浦貴美子著)

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:38:29

2010/4/16 金曜日

住宅政策の転換をめざす国会集会/藤本監督

今日は午後から衆議院第2議員会館に行って、「住宅政策の転換をめざす国会集会」というものに行ってきた。まずは、湯浅誠さんが公設派遣村の経験から、住宅問題についての講演。非正規雇用や失業の問題は取り上げられることが増えたが、必ず突き当たる「住宅問題」は裏テーマになっていて、なかなか表に出てこない、という指摘は興味深かった。また、個々の福祉政策がバラバラになっている、という指摘も。次に、塩崎賢明・神戸大学教授による、社会住宅政策の提言。この提言自体は様々な人によって練られたものだそうだ。日本の住宅政策の間違いから説き起こし、今、これから何が必要か、という提言。まずは住宅に対する考え方の転換と縦割り行政(公営住宅の建設は国土交通省、福祉政策は厚生労働省というような)の打破の必要は僕も感じるところ。最後に4つの団体の方がそれぞれ抱えている問題を語られた。

ポレポレ東中野で4週間公開していた、『アメリカ 戦争する国の人びと』も今日が最終日。明日から監督の藤本さんは5月の名古屋公開に向けて名古屋に行かれると聞いていたので、最後に挨拶でもと思い、事務所へ。うまい具合に藤本監督と事務所で会うことが出来た。それにしても、2月からかれこれ約2ヵ月間、小さな6畳一間の僕の事務所で寝泊まりしながら映画の宣伝を監督一人でよくやってこられたな、と思う。明日からは名古屋での宣伝、次は大阪と続くそうだ。僕など到底真似できそうにない。自分が作った映画を自分で宣伝する、それが原点なのだと思う。何はともあれ、2ヵ月間、お疲れ様でした、と言って藤本監督と別れた。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:55:08

2010/4/15 木曜日

ドキュメンタリー4本

僕は普段、テレビであまりドキュメンタリーを見ないのだけど、気になる番組があると時々録画はしている。録画はしたがいいが、見ないままになることがしばしばだったりするのだが、今日は、必要に迫られて(ちょっと知りたいこともあったので)今までに録画していたドキュメンタリー番組4本を一気に見た。さすがにちょっと疲れた。

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:21:06

2010/4/14 水曜日

『月に囚われた男』

最近、どうもSF映画を見たいモードが膨らんでいる。そんなところへ、興味深いSF映画があったので、見に行った。見たのは『月に囚われた男』。SF映画と言えば、最近、とかく賑やかな映画ばかりだが、本作は月基地に一人でいる、という設定からして、地味であるし、場面の多くは基地内なので静かなものだ。それでも、いい短編SF小説を読んだような、これぞSFと言いたくなる、そんな映画だった。監督のダンカン・ジョーンズが自ら書いているように、いくつかのSF映画にオマージュをささげたようなシーンも多々あり、新しいことはほとんどない。それでも、昨日書いたことと矛盾はするが、僕は楽しんだ。月基地でもう一人の自分を見つける、という設定を聞いた時は、『惑星ソラリス』のような幻影なのかと勝手に思っていたら、映画の後半ではクローンの話になり、「オリジナルな自分って何?」という、SFではよく出てくる哲学的命題に向かいつつ、サスペンスとしても緊張感途切れることなく最後まで見ることが出来た。個人的にうれしかったのは、月面のシーンが今や懐かしくもある、模型特撮だったこと。やはりCGよりはいい。もうひとつは、基地のプロダクション・デザインが特に優れてはいないが、十分説得力があったこと。(このデザイン自体もいくつかの映画の影響を意図的に取り込んでいる。)低予算の映画、と言われているが、日本で考えればそんなに安くもない。こういう説得力あるセットにはそれなりにちゃんとお金をかけていると思う。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:36:37

2010/4/13 火曜日

『息もできない』

渋谷のシネマライズで韓国映画『息もできない』を見る。やたらと評価が高い映画のようだけど、なんでそんなに評価されているのか、僕はさっぱり分からなかった。殴る、蹴るの暴力描写が話題だが、いまはやりの(?)手ぶれ、アップで撮られたシーンはそれほどいいとも思わず、主人公の設定が、取り立て屋(日本流に言えば暴力団、なのか・・)だから、暴力自体にも必然性があり、かつ過去の家族をめぐる暴力の連鎖が描かれれば、意外なことは何もない。加えて、なんの映画かは置くとして、随分昔、それこそ70年代の日本映画にはこういう匂いの映画がいっぱいあった気がして、どうにも古臭い映画に見えてしまう。もっとも、ここ日本ではそうした肉体を感じさせるような俳優・映画も少なくなってしまったので、新鮮に感じる人はいるかもしれない。(監督であり、主演もしたヤン・イクチュンの面構えは、確かに最近、あまりスクリーンでお目にかからない顔かもしれない。)ラストシーンもほぼ予想通りで、これまた少し残念。

未分類 — text by 本田孝義 @ 21:59:19

2010/4/12 月曜日

第49回VIDEO ACT!上映会

お時間がありましたら、ぜひ、足をお運びください。

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■ 第49回 VIDEO ACT! 上映会 ■
 ~「生きていく」完成記念・東京試写会~
http://www.videoact.jp
http://videoact.seesaa.net/
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■2010年5月13日(木) 19時より

競艇場でギャンブルをし、飲み屋で酔いつぶれる。
人間にとっては日常の一コマだ。
たとえ、首から下の全身が不自由となり、人工呼吸器をつけていなければ
生きていけない体だとしても・・・。

ドキュメンタリー映画「もっこす元気な愛」プロデューサーの
神吉良輔監督による新作「生きていく」。完成記念・東京試写会!

■上映作品
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『生きていく』(2010年/85分)

兵庫県尼崎在住の池田英樹さん(36歳)は27歳のときに、
通勤途中で交通事故にあい、それ以来、首から下が動かず、
呼吸は機械によって制御されている。
池田さんは、ヘルパーと1年がかりで北海道旅行を準備する。
事故当時の生きる気力を失っていた頃からは考えられない、
人工呼吸器をつけて初の長期旅行。
夏の北海道の美しいロケーションの中で、
両親やボランティア初経験の方らとともに
喜びやトラブルを味わいながら、大地を駆け抜けていく。
達成感と喪失感を繰り返す生活の中で、人とかかわりながら、
生きる力へつなげていこうとする池田さんの2年間を見つめた。

製作:ふとっちょの木 監督:神吉良輔 出演:池田英樹

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18時30分 開場
19時00分 開始
終了予定時刻 20時50分

上映会詳細ブログ
http://videoact.seesaa.net/article/146359181.html

■上映会場
東京ボランティア・市民活動センター(03-3235-1171)
東京・飯田橋セントラルプラザ10階
東京都新宿区神楽河岸1-1
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分

■参加費:500円

■問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト
 (050-3744-9745 [ローポジション気付] )
 jyouei@videoact.jp

★上映作品・スタッフ募集中!
http://www.videoact.jp

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:33:32

リフレクション展

今日は朝早く家を出て、水戸芸術館に行ってきた。久しぶりに行ったと思う。遠いような、それでも行ける距離ではあるのだが。ここで開催中の展覧会は「リフレクションー映像が見せる”もうひとつの世界”」という、映像系の展覧会。このレクチャーに坂口恭平さんが参加されるので、撮影に行った次第。展覧会も見たかったので、早めに行くつもりが、1本乗るのを逃したため、意外に遅く着いてしまった。だから、とりあえず、レクチャー会場でカメラをセットしてから、各作品を見て回った。上映時間が長い作品ははしょったが、全体的にいい展覧会だと思った。詳細は省きます。その後、午後1時半から坂口さんのレクチャー。風邪をひいてたようで、少しつらそうだった。次に、撮影はせず、映像作家の藤井光さん、音楽家の大友良英さんのレクチャーを聞く。最後に、3人+モデレーター・毛利嘉孝さんのパネルディスカッション。議論白熱。打ち上げに参加させてもらい、終電ぎりぎりで家に帰る。

未分類 — text by 本田孝義 @ 1:01:12

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