2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。

本田孝義

2008/6/18 水曜日

美術系の大学

『船、山にのぼる』をユーロスペースで公開したのは4月5日だった。だから、宣伝をやっていた時はちょうど大学が春休みの時期だったので、大学関係へのアプローチがうまく出来なかった。だから、今回のアンコール上映は、上映自体は夏休みになるけど、ぜひ、美術を学んでいる大学生にも見てもらいたいなあ、と思って、約20校ほどにチラシを郵送した。もっとも、ちゃんと学内に置いてくれる保証はないのだけど。(かと言って、1校1校行くのは大変だからなあ。)

大学の住所を調べるためにネットを見ていたら、入学案内のサイトだったせいもあって、各大学の授業料がのっていた。さすが美術系だけあって、高い。僕が行っていた法政大学の倍~3倍ぐらいする。(まあ、行ったのが一番安いと言われた文学部だし、昔の話ではあるし。)それにしても、チラシは送らなかったけど、デザイン・メディア系の学科も多いようで、僕が大学に入る頃こういう学科があったらどうだったろう。と言うのも、僕は映画関係の大学に行きたかったけど、諸般の事情で行けなかった。だから、文学部に行った。その代わりではないが、大学に入ったらすぐ映画サークルに入った。もうそこからは授業そっちのけ。けれど、映画を「勉強」したことは一度もない。ただの我流で今に到る。どういう方向にしろ、今の時代のほうが映像を学ぶチャンスは多いと思う。うらやましいような、そうでもないような・・・。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:07:32

チラシ撒き

今日からさっそくチラシ撒き。今日は銀座方面のギャラリー巡り。

日本橋から行ってみようと思って行ったのが、ブリヂストン美術館。岡鹿之助展というのをやっていたのだけど、これがよかった。チラシは置けなかったのだけど、単なる美術館めぐりに。

その後、いっぱいギャラリーを回る。映画を見たいと思ったけど、行けなかった、という方が何人かおられて、そういう人に話が出来ただけでもよかった。

気になった展覧会は銀座ニコンサロンの「浜昇 VACANT LAND 1989 展」だった。よく知らずに見始めたのだが、なんだかしまらない写真だなあ、と思っていたら、しまらないのはバブル期に虫食いのようになってしまった空き地のせいだったのだ。ひたすら空き地を撮った写真は間違いなく時代の記録。そして、東京の無様な顔。辞典より分厚い写真集があって、欲しい、と思ったのだがさすがに高くて断念。

久しぶりにアートにどっぶりつかった1日だった。

未分類 — text by 本田孝義 @ 1:03:38