2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。

本田孝義

2012/1/6 金曜日

「歌川国芳」展

過去最大規模とか言われている、歌川国芳展に行ってきた。歌川国芳というと、つい奇抜な浮世絵のイメージが強いのだが、僕は今回まとまった量の浮世絵を見て、少し印象が変わった。役者絵や架空の人物画が最初の方に展示してあるのだが、まず圧倒的な迫力の構図に目が引き込まれるのだ、細部を見ていくと実に繊細な表現があることに気付く。これはどんなに奇抜な題材になっても変わらない。また、風景画の大胆で繊細な構図も印象に残った。不勉強で知らなかったのは恥ずかしいのだが、天保の改革の一環で役者や芸者の絵の出版が禁じられ、そのことが契機になって、奇想天外な、不思議な絵の数々を描いたことも知ることが出来た。最後に、あらためて思ったのは、浮世絵を支えていた、彫士の人たちの技量の高さは本当にすごかったのだと思った次第。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:33:09