2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。

本田孝義

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2008/5/4 日曜日

メイシネマ2日目

今日も小岩でメイシネマ。

11時から岡村淳監督の『あもーる あもれいら第1部』。とにかく、ブラジルで次々と作品を作り続けている岡村さんの旺盛な製作に脱帽する。このゴールデンウィークにも各地で上映会があるらしく、来日されていた。すっかり、「岡村ファン」がいるに違いない。ぼくも、このメイシネマで何本見てきただろう。いつか誰かが一挙上映をやって欲しい。今作はブラジルのアモレイラという町の保育園の様子を描いたもの。とにかく、子ども達のにぎやかさと日本から渡ったシスター達の飄々とした保育振りが微笑ましい。第1部とのことで、雰囲気としては「序章」という感じもあって、2部・3部と見て見たい、と思う。(今年2部は完成させるとか。)多分、今もっともファンキーな監督でしょう。

2本目の『ガーダ』は前に見ていたので(傑作!)、パスしてご飯を食べに行った。

3本目の原村政樹監督の『いのち耕す人々』を見る。山形県の高畠町で有機農業に取り組む人々を見つめる。途中、20年前の農薬空中散布を巡る激論・反対運動の様子が映され、とても強い印象を残すので、何かの映画の1シーンなのかな、と思っていたら、原村監督が言われるには、未完のドキュメンタリーがあったのだとか。そういう意味では、原村監督にとっては、自分の落とし前をつける意味もあっただろう、と思う。映画で興味深いのは、都市の人々と農家の交流。ああ、いいなと思うシーンがいっぱいあった。と同時に、自分がひねくれているせいもあって「ストン」とこない、もどかしさもあった。(映画はとても丁寧に描かれているので、僕の受け止め方の問題です。)

4本目の『花の夢』(これも傑作!)はすでに見ていたこともあって見ずに(東監督も来られていたのに、申し訳なく辞去のあいさつ)帰宅。

明日は、いよいよ『船、山にのぼる』の上映。

大阪の上映も気になるなあ。

未分類 — text by 本田孝義 @ 21:36:32

コメント (1) »

  1. ファンキー岡村です。
    小岩での裏方とブログでの拙作ご紹介、ありがとうございました。
    昨日は「いのち耕す人々」を泣く泣く途中で抜けて、夜汽車を乗り継いで札幌に到着したところです。
    小岩で本田さんの新作を拝見できずに残念です。
    いずれまた、どこかで!

    コメント by 岡村淳 — 2008/5/5 月曜日 @ 8:41:29

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