2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。

本田孝義

2010/10/14 木曜日

カメラテスト、続く

今日はまず、マイクテスト。NEX-VG10のマイクはかなり特殊なマイクで、指向性をかなり持たせた、ということになっている。そこで、小さめながらも指向性が強いガンマイクと比較してみたのだが、当たり前ながら人の声はガンマイクの方がちゃんと拾う。念のため、いつも持っていくことにしよう。それから今日もカメラを持って出かける。昨日は三脚固定で撮ることが多かったのだが、今日は手持ちで。さすがに手持ちでピントを送るのは大変だが、訓練するしかない。とにかく、どんなカメラでも自分の手になじむことが大切だから。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:18:52

カメラテスト

昨日買った、NEX-VG10のカメラテストをさっそくやってみる。はたしてどんな映像が撮れるか、期待と不安と。自宅近くの公園で撮影。このカメラの大きな特徴である、ボケ味を生かした映像を撮ってみる。確かにボケる、ボケる。被写界深度、という言葉を久しぶりに思い出す。逆にいえば、今までいかにいい加減な撮影をしていて、被写界深度など気を使っていなかったか、ということでもあるのだが。人間の目の自然な見え方としては、目の前のものを大体等価に、どこにもピントがあった状態で見ていると思うのだけど、撮影された映像においては、ある物体の存在感を浮き立たせるためには、ピントがあった部分、合わない部分があると立体感や強調感が出てくることがある。ボケ、というのはそんなイメージを作れるということだ。もちろん、放送用のうん百万円するようなカメラなら、それほど苦にせずそういうことが出来るのだが、このクラスのカメラでこういう映像が作れるのは画期的かもしれない。もっとも、それだけピントの調節は大変で、カメラについた液晶画面でピタッとピントを合わすには相当神経を使わなければいけないこともよく分かった。ズームに関しては店頭で触っていて分かっていたことではあるのだが、電動ズームではなく、手動でリングをぐるぐる回すのは慣れるまでは相当大変そう。多分、慣れてもスムーズなズーム、というのは難しいだろう。このカメラは一眼レフデジタルカメラがベースになっているから、ズームを使うとにょきっとレンズが飛び出してくるのが、ビデオカメラとしては異色。知らない人が見ると、相当に変に見えるだろう。テスト撮影した後、事務所に行って、SDカードをパソコンにつっこんで取り込み。確かにAVCHDの読みとりは早い。こんなので本当に大丈夫?と思うぐらい。映像はきれい。ただし、操作に手間取ったせいか、レンズを触る音が意外に大きくぼこぼことノイズが入ってしまうのがちょっと困りそう。取り込んだ映像を一通り見た後、軽く編集のテスト。昨年までは「重い」と言われていたAVCHDの映像もさくさく動く。これなら編集でストレスを感じることはなさそう。もうしばらくは慣れるためにもカメラを使ってみよう。そして、このカメラを生かした撮影をしなければ、と思う。

未分類 — text by 本田孝義 @ 0:08:19