2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。

本田孝義

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2010/8/9 月曜日

SUPER JULY★地域密着型映画祭

疲れがたまっていたせいか、午前中ぼうっとする。午後もぼうっとしながらも3時ころ外出。今日は「SUPER JULY★地域密着型映画祭」という催しがあって、「船、山にのぼる」も上映されるのだ。上映場所は、アサヒ・アート・スクエアで、アサヒビールの本社脇にある建物。僕の住んでいるマンションのベランダからよく見える場所で、巨大なオブジェが乗っかっている建物、と言えば知っている人も多いかもしれない。なので、自転車で出かけた。映画祭の名前の由来は、地域に深く入り込んで製作された映画を集めたかららしい。自分の作品の前に、『島の時間』という作品を見る。監督は現在14歳という仲村颯悟(りゅうご)君。東京では初上映らしい。映画は宮古島で撮影された劇映画。カット割りなどとても達者で舌を巻く。と同時に、僕はかねがね、ある年齢(10代や高齢など)にしか撮れない世界が絶対あると思っていて、この作品もつい最近まで小学生だった人にしか撮れない世界だと思った。とにかく、子供たちが生き生きしていて、走り回る姿が画面から飛び出してきそうなほどだ。その後、「船、山にのぼる」を上映。客席は少し寂しかったが、その分、上映後の加藤種男さん(アサヒビール芸術文化財団)との対談は観客の方と椅子を近づけてのざっくばらんな雰囲気でできて楽しかった。加藤さんは映画の舞台となった灰塚にも何度か行かれていて、初お披露目の時に見てくださっていた。だからパンフレットにも文章を書いていただいたのだけど、ゆっくりお話ししたことはなかった。だからそういう意味でも僕にとっては有意義な時間でした。

未分類 — text by 本田孝義 @ 0:17:31

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