2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。

本田孝義

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2012/1/27 金曜日

『第4の革命』/『今日と明日の間で』

今日は上映が終わるドキュメンタリー映画を2本見た。仕事せずに・・とも思ったが、後々気になるのも嫌なので。

まず『第4の革命』を見た。簡単に要約知れば、世界中で進行しつつある、再生可能エネルギーの実情をレポートした作品。描き方は僕はあまり好きなタイプの映画ではないのだが、僕は内容にワクワクしていた。そう、再生可能エネルギーへの転換は僕らが思っているよりはるかに速く進んでいるのだ。特に印象に残っているのは、バングラディッシュの例。ノーベル平和賞を受賞したことで知られるムハマド・ユヌスが創設したグラミン銀行が紹介されているのだが、子どもたちへの教育で蓄電池の仕組みを教えているシーンがある。こうした教育はこれから日本でもやって欲しい、と思った。もうひとつ、忘れてはならないのは、数年前のデータで現在はどうなっているか不明だが、日本は再生可能エネルギーに関する世界特許の約半分を持っているのだ。今まではこのポテンシャルを十分生かしてきたとは言い難い。これを生かせば十分、イノベーションにも産業の発展にもなるのに・・・。

2本目は『今日と明日の間で』http://kyo-asu.com/top.html 。ダンサー、首藤康之のドキュメンタリー。恥ずかしながら僕はこのダンサーのことを知らなかった。宣伝用のチラシがとてもかっこよく気になっていたのだった。もっとも、フィジカルな映画は好きなのだけど。映画はいくつかの舞台と普段の稽古の様子、出身地・大分への再訪などから構成されている。時間軸をばらした構成がなかなか巧みだったし、決して分かりやすい、解説映画になっていないところが良かった。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:19:06

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