2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。

本田孝義

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2012/3/16 金曜日

原稿/今和次郎展/演劇

来週から新作のマスコミ試写が始まるが、ある方に映画についての原稿を依頼していたら、とても的確な原稿が届いてうれしかった。僕の映画がどういう意味を持つのか、ちゃんと言葉で説明してもらった、という気がする。

午後、「今和次郎採集講義展」を見に行った。面白かった!特に生き生きとしたタッチのスケッチの数々を見ることが出来たのは貴重だった。僕の中では考現学のイメージが強かったのだけど、あらためて建築家の側面が見れたのがよかった。民家の研究、バラックの研究、バラック装飾社の活動、数は少ないが20ほどの建築、などなど。考えてみれば、今和次郎は早稲田大学建築学科の教授だから。考現学と建築がつながるのは、家を暮らしから見ているからだと思った。

夜は、前作のナレーションでお世話になった川野誠一さんが出演している舞台「三者三昔物語」http://www.kinder-space.com/ を見に行った。昔話をアレンジした芥川龍之介作「桃太郎」、太宰治作「浦島さん」、小泉八雲作「雪女」がさらに現在に接続されているので、時空を超えた不思議な物語になっていた。もっとも、僕は昔話の方しかしらないのだが・・・。出演者・演出もとても細やかで落ち着いてみることが出来た。

未分類 — text by 本田孝義 @ 0:00:43

2012/3/14 水曜日

松井冬子展

今日は横浜美術館に行って、「松井冬子展」を見てきた。多分、単純に「好き・嫌い」のレベルで書くと、まぁ、積極的に「好き」とは言えないだろうなあ、と思う。個人的には幽霊を書いたシリーズが好きだった。ただ、実物を見て感じたのは、日本画の新しい可能性を感じさせてくれたことだった。今、松井冬子の絵が人気があるのは、様々な他のジャンルとも共通項があるような気がする。俗な言い方になるが、生と死、狂気、傷つきやすさなどのテーマはいろんな所に見れるだろう。同時に、そういう表現がなぜ支持されるのか、というのが現在なんだと思う。そのことはよく分かった。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:05:19

2012/3/13 火曜日

試写状

今日は新作『モバイルハウスのつくりかた』のマスコミ向け試写会の試写状発送作業をやっていた。まず、約2000枚の住所ラベルを試写状に貼る。作業は、宣伝の原田さんと2人だけ。約3時間で終了。郵便局で2060通を発送。これだけでえらいお金がかかるわけだが、必要なことなので。はたしてどのくらいの人が見に来てくれるか・・・。まずは3月23日の第1回がその試金石になる。

(それにしても、このブログも移転しないとな・・・。)

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:48:00

『珈琲とエンピツ』/DOMMUNE

今日は『珈琲とエンピツ』(監督:今村彩子)というドキュメンタリー映画を見た。自身・ろう者である監督が、ろう者のサーファーでサーフ制作職人である太田辰郎さんを撮ったドキュメンタリー。とてもいい映画でした。本作が面白いのは、聴者と壁を感じていた監督・今井さんが、聴者とも珈琲とエンピツ(筆談)でコミュニケーションをどんどんとって行く姿を見る・撮影するうちに、聴者との壁を少しずつ感じなくなっていくところだ。太田さんのキャラクターも素晴らしい。監督の今井さんの構成・編集も素晴らしく、久しぶりに豊かな才能を持った監督に出会った、という気がした。ちなみに、僕は『デフ・ディレクター』という、ろう者の映画監督の映画製作の様子を追いかけた作品が初長編ドキュメンタリー映画です。今では手話を使う機会がないので、ほとんど手話を忘れていますが。(映画を見ながら、字幕と対比していくつか思い出しました。)余談。僕は、手話はとても映画的な言語だと思っています。

夜、DOMMUNEに行って、坂口恭平さんと矢部史郎さんの対談を聞く。矢部さんは首都圏の放射能が降り注いだ昨年、3月12日、その後が持つ意味を考えていた。二人の話を聞きながら、昨年3月12日以後、東京を脱出出来なかった自分のことを考えてしまった。(お二人は脱出している。)とても、重要で深い話の連続だった。また、矢部さんとはいろんな所ですれ違っていて、今日、お会いできてよかった。矢部さんの最新刊「3.12の思想」は絶対読まねば、と思った。

未分類 — text by 本田孝義 @ 1:27:17

2012/3/12 月曜日

試写状/六次元

今日、何をするか考えたけど、事務所に行って作業することにした。まず、昨日、印刷が出来た試写状を再配達してもらい、受け取りたかったからだ。2500枚。うち、約2000枚を今週、マスコミ関係に郵送予定。自分で言うのもなんですが、いい、試写状になったんじゃないか、と思う。その後、サンプルDVDを20枚コピーする。

夜は、荻窪の六次元に行って、坂口恭平(アーティスト)×石田エリ(エココロ編集長)×中村邦夫(6次元代表)のトークを聞いた。会場の雰囲気もよかったので、質問も活発に出てとてもいい感じでした。

未分類 — text by 本田孝義 @ 0:15:30

2012/3/11 日曜日

坂口恭平さんのトーク、2つ

今日は坂口恭平さんのトークショーが2つ。例のごとく、仮チラシを配布させてもらう。(これで仮チラシはほぼなくなった。本チラシまでしばらく間が空く・・・。)まずは、3331ARTS CHIYODAで「新政府初第内閣総理大臣所信表明演説」という、物々しい名前。けど、いつもよりより密度が濃い話をしていた。その後、夜は坂口さんの別人格(?)坂口恭子さんのトーク。女装がにあっている。最初は恭子のキャラだったが、すぐに恭平になり、時々恭子の突っ込みが・・・。いやはや面白い夜でした。

未分類 — text by 本田孝義 @ 0:16:32

2012/3/9 金曜日

『渋谷ブランニューデイズ』

僕も上映に関わっているドキュメンタリー映画『渋谷ブランニューデイス』の劇場公開が正式に決まりました。4月28日(土)~UPLINK(渋谷)にてロードショー。ぜひ、お出かけください。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:36:13

2012/3/8 木曜日

『世界最古の洞窟壁画3D 忘れられた夢の記憶』

今日は日中、事務所で作業をしてから、夜、『世界最古の洞窟壁画3D 忘れられた夢の記憶』(監督:ヴェルナー・ヘルツォーク)を見た。世間で絶賛の声が聞こえてきて、どんなもんか、と思っていたのだが、百聞は一見に如かず、とはこのことでこの映画は映画館で、しかも絶対3Dで見なければ魅力が伝わらない映画だと思う。内容を簡単に書くと、1994年にフランスで発見されたショーヴェ洞窟には3万2千年前の壁画が描かれていた。この映画はその洞窟壁画のドキュメンタリー。多くの人が書いているので繰り返しになるのだが、絵が素晴らしいことはもちろんだが、うねうねとした洞窟内部の湾曲部分を撮った映像が3Dだからこそ異様な立体感で浮かび上がってくる。まさに、凸凹、という表記こそがふさわしいと思う。同時に、洞窟だから当然奥行きがあり、包む込まれるような感覚も映像で体感できる。これはぜひ体験してほしい、としか言えない。一方、ドキュメンタリーとしては学者の人が出てきて、いろんなことを解説してくれるので、その辺は科学映画の趣でもあり、多少、平板な気もしなくもない。最初、カメラが入って行く時に、小型カメラを使ったという説明があり、終盤が近づくと、ああ、もう1回壁画が見たいな、と思ったところに、ちゃんともう1度、前半よりきれいな画像でたっぷり壁画を見せてくれるのはうなった。ちゃんと意味のある3D映画、というのは当分出ないのではなかろうか、と思う。(あっさり裏切られてほしいけど。)

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:49:33

2012/3/7 水曜日

試写状

『モバイルハウスのつくりかた』の試写状のデザインが固まった。明日、入校・印刷に入る。マスコミ試写は3月23日から計5回を予定。多くの人が来てくれることを願う。(まずは見てもらわないと始まらないから。)

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:07:52

第58回VIDEO ACT!上映会

今日は日中、試写状の完成に向けて諸々、やりとりをしたり、住所録を作ったりしていた。

夜は、第58回VIDEO ACT!上映会。上映作品は『しみじみと歩いてる』(監督:島田暁)。詳しくはVIDEO ACT!のブログに報告文を書くことになっているので割愛。上映後の質疑応答、打ち上げで島田さんの考えを知ることが出来てよかった。ジェンダーについて色々考えることが出来た一夜でした。島田さんの言葉で印象に残ったのは、「ジェンダーにもグラデーションがあります」という言葉だった。

未分類 — text by 本田孝義 @ 0:06:27

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